1.第二新卒世代に何が期待されているか

物事の交渉を成功させるためには、相手が何を望んでいるかを知っておく必要があります。転職活動も同様ですが、とりわけ第二新卒の世代の場合は、そこまで実績や経験として誇れるほどのものを持ち合わせていない状況ですし、企業側としても具体的に求めていることを募集要項に掲載していないことがほとんどです。

では、純粋にポテンシャルのみで判断しているのでしょうか?答えはNOです。企業側は見ているのは、前職で成し遂げた実績とそのプロセスです。もちろん、ここで言う実績はそれほど高い水準のものではありません。極端な話を言えば、2年目の人が応募してきて、ずっと座学の研修プログラムを受講していたからといっても即座に不合格になるわけではありません。重要視されるのはプロセスの方です。つまり一定の成果に対して、どのようなアプローチを取ったかを確認したいのです。そして、途中で壁にぶつかったときの「克服能力」と「学習能力」で評価しています。これこそが企業が第二新卒に期待している能力です。

2.入りやすい業種はどこか

では、第二新卒が入りたい業種は何でしょうか?これも企業側の視点から見てみると理解できることです。第二新卒はいわば経験のない学生が入社してくるようなものです。すぐに現場で即戦力にならない存在です。

つまり、現場に送る前に人事として研修を施す必要があります。この研修体系が最も充実しているのはIT業界です。彼らは、人が財産でありエンジニアの技術力を商品としています。ですから、人を育てることに自信を持っているのです。第二新卒を1人前のエンジニアとして送り出すための独自の研修プログラムが豊富に用意されているのです。IT業界は恒久的に人材不足の業種ですので、もっとも入りやすい業種と言えます。

3.キャリアチェンジには絶好のチャンス

30代になって、営業職から事務職にキャリアチェンジする際は、一般的には転職ではなく社内の異動で実現させるものです。受け入れる企業としてどれだけのパフォーマンスを発揮してくれるかわからない状態でリスクが大きいからです。しかし、20代であればそこに「時間」というプラス材料があるため、伸び白を考えて採用することができます。将来的に貢献できる人事になってくれればよいのです。金融業界から出版業界、商社からコンサルティング業界など、大きな転換を実現できるのはこの世代ならでは強みです。

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