1.まずは銀行をベースに考察

金融業界と言われてまず思い浮かぶのが銀行です。この銀行という組織は実に特殊で興味深い内情が潜んでいます。まずは銀行職員ですが、スーツにネクタイ、髪型は7・3分けというの基本で、礼儀正しくいつも背筋を伸ばした品行方正なサラリーマンの代表格です。総合職員は勤務先から1時間以上離れた寮や社宅に住まいを持ち、朝早くから夜遅くまで馬車馬のように働きます。ミスや損失が決して許されない厳しい環境の中で、確実に自分の仕事を成し遂げることがミッションです。銀行の種類としては、大手メガバンク、第一地銀、第二地銀、信託銀行、インターネット銀行など様々なレベルがありますが、どこも合併や統合を行いながら離合集散を繰り返している歴史があるため、1つの銀行の中でも出身行派閥というものが複数存在しするというのが特徴的です。一方で旧態依然とした風土を持つメガバンクに対して、インターネット銀行は自由で現代的な風土であるなど、銀行業界の中でも差があるという点は転職する際にきちんと認識しておきましょう。

2.生損保

「金融業界は安定だ」と言われる所以はこの生損保会社の存在です。保険という金融商品は、人々の金銭面のライフラインそのものですので、それを提供する会社は盤石な財務基盤を有していなければなりません。保険会社への新規参入に障壁が存在するのはそのためです。しかしながら、保険会社といえども昨今は日本国内の人口が減少に苦戦しています。そこで、海外の新興都市に活路を見出し、大型の海外買収を実現しながら舞台をグローバル化させています。その意味で、海外で仕事をしたいという人にとっては、その機会が与えられる可能性が大いにあると言えるでしょう。

3.証券

金融業界の中でも経済動向に最も左右されやすい浮き沈みの激しい業界です。その分、営業社員は自身や会社の成績に給与が連動することで、非常にやりがいのある仕事をできるのです。最近ではインターネットで気軽に株式取引ができたり、貯蓄性のある投資信託ブームも手伝って、幅広い客層が投資できるようになりました。それだけ証券会社間の競争は激しくなってきています。各社とも特徴や強みをアピールして、顧客の獲得に必死になっています。常に改革しながら戦略や企画を検討するという意味で、本社部門は非常にアカデミックな能力が求められますが、その分やりがいも大きいと言えます。

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