飲食業界が正社員になりやすい訳とは

飲食業界で正社員になりやすい要因としては、やはり人材確保に苦労している点が挙げられます。
平成26年に厚生労働省が発表した離職率のデータでは、飲食業が52.3%でトップになっています。つまり2人に1人以上は辞めてしまうという計算に。

他の業種を見てみると金融・保険サービスが20.9%、製造業が18.7%などとなっているので明らかに離職率が高いことが浮き彫りになってきます。離職率が高くなればそれだけ人員を補充しなければいけません。1年中求人数が多くなっているのが飲食業界の特徴です。

なぜ離職率が高いのか

一番の理由は費用対効果の低さ。休みが少なく、一日中立ちっぱなしでサービス残業も多くなっています。それにもかかわらず平均年収が242万円と非常に低くなっています。退職理由も「給料が少ない」、「休みが少ない」、「体調壊した」などの意見が上位を占めています。

拘束時間が長く、しかも体力的にハードなので若いうちにしか続けられないと思っている人も多く、20代後半、30代の退職も目立っています。

飲食業界への転職は辞めておいた方がよい?

確かに辛い業界ではありますが、将来的に飲食業で独立したいと考えてる人には将来の糧となる環境ということは間違いありません。
もし店長まで上り詰めることができれば、経営のノウハウや人材育成など幅広い知識を身につけることができます。

企業側もできれば長期にわたって働いてもらいたいと考えていますが、将来的に店を持ちたいという独立願望を持っている人でも寛容に受け入れている体制があります。
「向上心があって目標がある人間の方が退職せず長期に働いてくれる」という期待が持てますので、そのような人材を雇用するケースも多くなっています。

仕事の楽しさを見つける

辛いことが先行してしまう飲食業界ですが、正社員になって運営面も任されるようになるとやりがいを感じられる仕事でもあります。
どのようなメニューを提供すると売り上げが伸びるのか、原価率に対して費用対効果はあるのか、リピーター率はどれくらい高いのか、客単価はいくらぐらいなのか、キャンペーンを実施してどれぐらいの来客数が増えるのか、など飲食店として繁栄させるためのノウハウや知恵を考え出し、実行する楽しさもあります。

薄利多売で店を運営していると、どうしても体力的にも精神的にもすり減ってしまいますが、いかに利益率を上げるかによって健全な経営を実現することができます。

以上、飲食業界事情についてご紹介しました。
単純に「きついからやりたくないな」と思う人は最初から辞めておいた方が良いでしょう。本当に飲食業界で将来的にも頑張っていきたいという方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。

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