1.なぜ自己紹介なのか?

転職活動における面接では、事前に応募先の企業に対して履歴書と職務経歴書が渡されています。つまり、自己紹介などは済んでいるようなものなのです。では、何故改まって自己紹介を求められるのでしょうか?

そもそも、面接官の質問は「それでは、まず簡単に自己紹介をしてもらえますか?」というものです。かなり大雑把な問いかけというか、応募者にとってはオープンな質問を投げかけられていることになります。実はこの局面で見られているのは、対外的なコミュニケーション力です。客先に訪問した際の最初の振る舞いが適切にできるかどうかを見極められています。自分という商品のプレゼンテーションを行う前の導入部分を無難に乗り切れる力があることを伝えなければなりません。

2.自己紹介で大事になる丁度良さとは?

自己紹介は、極端に言えば無難に乗り切れれば良いのです。プラス得点は必要なく、マイナスされなければ良いのです。マイナスとならないために意識するべきことは、自己紹介にかける時間です。おおよそ1分程度の長さにまとめられるのが丁度よいと言えます。仮に3分間で話したとすると、聞き手はその中で疑問点が2つから3つ程度思い浮かんでしまうでしょう。

また、多少緊張があってちぐはぐな説明であっても1分であれば、傷は浅いですが、それが3分も5分も続いてしまうと聞く側としては苦痛になってしまいます。また、「この調子で客先に出向かれたら大変だ」という印象を与えてしまうと、その先の質疑応答がいくら良い内容でも結果に結びつかないでしょう。また、内容としては「氏名」「年齢」「出身地」「大まかな志望動機」くらいを伝えれば十分です。志望動機は詳細を語る必要はなく、後続の質問につながりやすい程度に留めるのが大切です。

3.強調し過ぎるのは禁物

自己紹介ではどうしても自分の強みをアピールしようと焦ってしまう場合があります。もちろん、アピールは大いにすべきですが、冒頭で強調しすぎてしまうと思わぬ返り討ちをくらいます。自己紹介はあくまで控えめに、「能ある鷹は爪を隠す」という気持ちでいましょう。具体的に言えば、「前職で記録した月間売上1百万円を御社でも達成できるよう頑張りたい」と言ってしまうと若干嫌味に聞こえてしまうため、具体的な数字や期間を極力排除するようにしましょう。

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