1.本音と建前を使い分けることの重要性

転職経験の無い、特に20代の転職希望者が転職エージェントを訪れて最初に教わることが本音を心の中に閉まって誰もが納得感を持つことのできる転職理由を考えることの重要性です。

逆に言えば、それくらい転職理由を作ることは難しい作業なのです。人間はどうしても話しているうちに本音を言いたくなってしまいます。これを徹底的に隠すよう教えられるのです。

2.転職理由の多くはネガティブな内容

転職をこころざす理由は「仕事の内容に不満がある」「給料・勤務地に不満がある」「一緒に働く人に不満がある」のどれかが関与していることが90%以上といっても良いでしょう。

転職エージェントで模擬面接を行うと、ほとんどと言ってよいくらいに、いずれかの本音部分を発言してしまいます。どれも転職体験記で語られている美談には決して掲載されない理由ですが、転職成功者といえども最初の出発点は必ずこれらの理由なのです。転職活動は何も難しく考えることはありません。転職活動は現職における何らかの「不満」が発端であり、勝負の分かれ目は、このネガティブな理由を包み隠して、未来に向かって前向きな人間であることをアピールできるかという点です。企業の採用側に立ってみれば、「入社しても賞与が減額されるたびに退職を持ち出されたらキリがない」「人間関係が悪くなるたびに異動を考えなければならないのか?」という具合にきわめて次元の低い懸念が生じた時点で内定を出せなくなってしまいます。キャリアの強みを打ち消してしまうことのないように、本音の転職理由は表に出さないことが重要なのです。

3.本音を隠すのは自分だけではない

まずはネガティブな理由で転職活動をしているのは自分だけではないということを知りましょう。転職活動とは一種の営業活動です。自分という商品を魅力的に見せ、高い値段で買ってもらうのです。

商品が発明されて販売された理由、つまり転職活動を考え始めた理由ではなく、転職活動をすることで将来的に何故自分にプラスになるのかを語るのです。無理に隠す必要はありませんが、ライバルたちも苦労しながら理由をひねり出しているのです。この作業から逃げてはならないのです。

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